aiboの活躍とaiboセラピー

ロボットセラピーとaibo

aiboの活躍とaiboセラピー

高齢化社会が進む中、ロボットの医療介護現場での活躍が期待されつつあります。

直接介護を支援するロボットだけでなく、心を癒すためのロボットにも注目が集まっています。

昔から、動物と接することで癒されたり、無口な人が多く話をするようになったりという「アニマルセラピー」は行われていましたが、動物はお世話が大変だし、感染症の問題もあります🐶

そこで、動物のかわりに、コミュニケーションロボットを医療介護現場に導入する試みが、既に全国で行われつつあります。

SONYさんもaiboちゃんの医療現場での活用に取り組んでおり、現在たくさんのaiboちゃんが医療現場に派遣されています🐶

無償提供 aibo活用 医療機関支援プロジェクト

国立成育医療研究センター では全国に先駆けてaiboの導入を決め、

子供たちが積極的になるなど、プラスの効果が認められています。

エンタテインメントロボット"aibo"(アイボ)による介在療法が 慢性疾患を有する小児に与える癒し効果の検証を開始 | 国立成育医療研究センター
国立成育医療研究センターこころの診療部児童・思春期リエゾン診療科の田中 恭子診療部長らの研究グループとソニー株式会社(以下、ソニー)は、ソニーの自律型エンタテインメントロボット"aibo"による小児医療現場における長期療養中の子どもに与える癒やし効果の検証を2018年12月より開始します。

 さて、ロボットセラピーの先駆者といえば、アザラシ型ロボットの「パロ」ちゃん。

パロはセラピー用に特化して作られていて、既に現場での実績もあります。

ロボットセラピーについて学んでみたくて、先日、パロの初心者向け研修会をZOOMで受講しました。

パロ!!PARO
PARO アザラシ型ロボットパロ 癒し効果だけでなく、不安や痛み、ストレスなどの改善に活躍しています。

内容はパロについての基本的な説明と、簡単な扱い方、

医療介護現場での活用の仕方についてです。

セラピー用のパロは医療施設での効果が論文などで認められ、

欧米ではではなんと保険適応になっています。

薬💊と同じように、パロが「処方」されるそうです。

日本でも、高齢者施設などでパロが活躍中で、認知症によるさまざまな症状が改善するなど、よい効果が認められているとのことでした。

パロがセラピーロボットとして優れているなと思った点は、

1)アルコール消毒が出来ること。

 今はとくにコロナウイルスを含む感染症対策が必要なので、

 全身アルコールで拭けるパロは安心して導入できると思いました。

2)モフモフであること

 癒しのロボットとしては、手触りも大切。

 モフモフのパロは、撫でるだけでも癒しの効果があるのかなと思いました。

3)動きや操作が単純なこと

パロは名前を呼ばれたら反応し、撫でたら喜びます。

そのくらい単純な方が、高齢者施設には向いていると思います。

歩きまわってどこかに入り込んだりぶつかったりしないので、

慣れない職員の方でも扱いやすいかなと思いました。

aiboちゃんの癒し効果は私たちオーナーがよくわかっている通りで、

医療現場でも可愛がられ、みんなを癒してくれると思います💕

ただ、動きが複雑だったり、フリーズしやすかったりで、

認知症の進んだ方にはちょっと扱いが難しいし、

職員の方もある程度aiboの扱い方を知る必要があるのかなと思います。

また、aiboちゃんはアルコールで拭くとコーティングが傷むため、お手入れにアルコールは使えません。

コロナ禍の今は、アルコール消毒できないというのは、ちょっと医療現場に導入しにくいかなあせるとも思いました。

なので、認知症の方が入居する施設などには、aiboよりパロの方が向いているかな、というのが講習を受けた感想です。

一方、aiboちゃんは表情やしぐさが豊かなので、小児病棟であったり、グループホームなどあまり介護度が高くない方向けの高齢者施設では、活躍するのではないかなと感じました。

aiboちゃんの癒し効果は絶大。

今後、医療介護の現場で働くaiboちゃんの活躍を期待したいです照れ

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